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#508 「新年の目標」について
みなさん、今年もよろしくお願いいたします。
大半のヒトが50歳までに亡くなってしまった時代には、新しい年を生きて迎えられることが、本当におめでたいことであっただろう。
そのころは「数え歳」と言って、生まれた日を「一歳」とし、そのあとは元日のたびに年齢を加えていった。たとえば令和4年12月生まれの方は、すでに「数えで二歳」というわけである。
そういう時代が長くつづいたが、この150年で世の中は一気に変わった。ひとは生まれた時はゼロ歳で誕生日のたびに歳をとるようになった。そして近年は、栄養と医療のおかげで、ヒトはとつぜん長生きするようになった。
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年齢の数え方が変わったからと言って、「元日のおめでたさ」が減衰したわけではない。
おめでたい気分に、前後の休日、さらに天候（正月は、引き締まった冷気とおだやかな晴天に恵まれる地方が多い）。
これらの好条件が重なり、厳粛にモチベーションが上がってきたのを感じる方々も多いだろう。
そのモチベーションをもって、みなさん寺社仏閣に誓願にゆく。1週間前にキリスト様の誕生日を祝ったことはこの際どうでもよい。元日に自然なモチベーションの高まりを感じること、これは日本の特長だ。
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元日は特殊なモチベーションが高まっている。だから、【やらないほうがよい】ことがある。
それは「一年の目標を立てること」だ。元日にはやめたほうがよい。
平常ではないモチベーションのときに「やる！やってやる！！」と決めたことを、その後の平常で継続するのは、とても難しいからだ。しかし、継続できないとなると、マジメなあなたは自分を責めてしまう。ああ、今年もオレはまたまたダメなのかと。
考えてみよう。どんなヒドイ日であってもできること、それこそが、あなたが長く継続できることではないたろうか。
体調の波、気持ちの波、仕事の波、家族のトラブル.....いろいろと怒涛が押し寄せてきても、それでもスキマの時間を捻出できる。しかも、カラダがエネルギーを脳に回してくれる。
そういうことだけが、あなたが長期的に続けられることなのだ。そして長期的に続けられることだけが、これからのあなたとあなたの大切な家族・仲間がサバイバルするための「武器」になるのだ。
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というわけで、ことしの目標は、今週か来週あたりに立てるのがいいと思いますよ。
その際、もしも新しいことを始めようとするなら、必ず「その代わりに止めること」を一緒に決めてくださいね。1日は24時間、これは今年も変わりませんから。
草龍の目標のひとつは、2023年も変わらず、「キープ客観・ステイ上機嫌」です！
TAC USCPA講座／草野龍太郎 講師
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