資格の学校TAC > TACメールマガジン > 米国公認会計士バックナンバー
#500/第500回です。ご愛読ありがとうございます。
読者のみなさんの温かいご支援(ときには厳しいお叱り)に支えられ、おかげさまで10年を超えてこのコラムを続けさせていただいております。
ほんとうにありがとうございます。
10年前から一貫して申し上げてきたことを、ここでまとめてみます。
・これまで数十年間、ホワイトカラー(オフィスワーカー)がみんなで共犯になって続けてきた「仕事してるふり大会」が、そのうち通用しなくなる
・それは、Globalizationで競争力のつよい外国の方々に負けると言うことでもあるし、Digitalization で機械ができる事は機械が行うようになると言う事でもある
・団塊の世代の方々が「経営者」のポジションにおられる間は、「かわいそう経営」をしてくれるから何もおきない。しかしかれらが引退する2020年代になると、怒濤のように早期退職勧奨という事実上の解雇リストラが始まるであろう
・その厳しい環境を、仲間と愛する人と自分だけでもサバイバルしなければならない。
・そのためにはとにかく「社会に貢献できる(価値がある)」「個性的な」「タレント」になるに限る
・しかしこの先、社会に貢献するためには、ものすごいハイスキルが必要になる。「気持ち」「想い」「善意」がどれだけあろうとも、無能力・無スキルでは、「他人に貢献する役割」にありつくことすらできない
・ということで、努力あるのみ!
・そして心を整える修行にも取り組もう。テーマは「キープ客観・ステイ上機嫌」
---
10年前から書いてきた(警告してきた)ことが、少しは当たっているような気もします。
また、このコラムでは、ときどきですが、試験【本番】をサバイバルするためのTIPsも紹介してきました。
・試験中は、坐骨で座る。太ももで座ってはいけない。血流が滞ると脳が働かない
・試験中は、息を吐くことを意識する。息を吸おうとすると集中力が途切れる。息を止めると脳が働かなくなる
・試験中にトイレに行かないですむように、二日前から飲食をコントロールする
・長時間の試験で、なおかつ飲食持ち込み禁止の場合は、事前の水分摂取と糖分摂取を何回か練習する。とくに糖分を摂取すると1時間後には血糖値が急降下して眠くなる方が多いので、数時間前から小分けに摂取するなどの技術が要る
・制限時間が厳しい試験では、「時間をかければ解ける」問題に真っ正直に時間をかけてしまうことが、不合格の最大要因である
・とにかく、試験本番は「スポーツ」である。考えるようでは負け、反射神経で戦えるようになるまで練習すること
などなどです。
---
このコラムを書くことを通じて、じつにいろんなことを考えさせていただきました。その結果はTACの受講生のみなさんに還元してきただけでなく、TACの外でご縁をいただいたビジネスパートナーの方々とも分け合ってきました。
これからも、どうぞよろしくお願いいたします。
TAC USCPA講座/草野龍太郎 講師