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2021/10/06
成功し続ける方法/449回 <成長し続けるための8原則(まとめ)〜本気になるから始められるのではない、始めた後に本気になるのだ〜>
#449 成長し続けるための8原則(まとめ)〜本気になるから始められるのではない、始めた後に本気になるのだ〜

「資格試験勉強はトレーニングである。そのトレーニングを継続・成功させるための条件はなにか?
(何をすべきで、何をすべきでないか?)


今回はまとめです。

??原則1<<総合 >>
「試験合格トレーニングは、下記3つの能力を、総合的にバランスよく鍛えるべき」

@「合格に必要最小限」よりちょっとだけ幅広で難しい論点のインプットと、そのアウトプットトレーニング(時間が掛かってもよい)

A「合格に必要最小限」論点だけに絞った、高速アウトプットトレーニング

B長時間にわたってAを処理し続ける持久力トレーニング


??原則2<<意識 >>
「トレーニング中は、いま自分は何のトレーニングをしているのか、について意識を集中する」

それによって、鍛えるべきパーツたちを鍛えることができる。


??原則3 <<特異性 >>
「鍛えている能力だけが伸びる。鍛えていない能力は伸びない」

自分は何をトレーニングできて「いない」のかについて、謙虚かつ客観的に認識し続けること。


??原則4 <<可逆性 >>
「いちど鍛えた能力でも、トレーニングを中止すれば、その能力は維持されることなく衰えていく」

休むとそれまでのトレーニングがムダになる。休まないことが大切。そのために、トレーニングの強度は「イヤにならない/故障しない程度の強度」を、決して超えないこと。


??原則5 <<適正負荷>>
「トレーニングでは、適正な負荷をかけなければ、能力は強化されない」

原則4も考慮して、自分のポテンシャルの「8割」の負荷をかけ続ける。高負荷に慣れるため無理をする、というのは、古いやり方。


??原則6 <<反復性>>
「トレーニングは、反復しないと、獲得した能力を維持できない」

マジックナンバー「7回」。7回繰り返せば8割方分かってくる。7回繰り返していないなら「できない」とあきらめる資格はない。


??原則7<<個別性>>
「最適なトレーニングの強度・頻度は、個人によって全く異なる」

原則5も考慮。自分のトレーニングの内容や進捗を、人と比べて焦ったり悩むのは全くの無駄。


?? 原則8<<重要性>>

合格するまでは、取り組んでいる試験トレーニングを「生活において3番目に重要」と位置付けること。

=====

大分前になりますが、有吉弘行さんが仰っていました。

「本気を出せば出来たよ、という人の、本気をだす才能のなさ」

本気を出すのは確かにに難しいことですが、才能ばかりの問題とは限りません。

しかし多くの方が子供のころから、「本気を出している人」を目の当たりにする経験に恵まれていないのは確かです。

そのためご自分も「本気を出す方法」が分からないまま、ずるずると歳を重ねてしまう。

「本気を出している人」に、いつ、どうやって「本気」になったのですか?と尋ねる機会があればいいんですけどね。

おそらくその「本気」の方々は、「ある日突然本気が降ってきたので、それでやり始めた」とは仰らないと思いますよ。

「本気になったら始める」と仰っている時点で間違いなのです。とにかくスタートしてみて、そしてしばらくやってみて、そのうえで徐々に「本気になって行く」ものなのです。

そして、この「スタートしてみて・しばらくやってみる」という期間にこそ、今回ご紹介した8原則を特にしっかり守っていただきたいのです。

原則1→始めたはいいが、ただひたすら頑張ってさえいれば成果が出る、などということはないため、その間違った考えを捨てないと、また挫折しますよ

原則2→始めたはいいが、あまりに効果が出ないと、嫌になってまた投げ出しますよ

というように、8つの原則にはそれぞれ意図するところがありました。そこを実践していただければ、皆さんにも必ず「続けていたら本気になって来た」と感じられる時が来ます。

そしてその瞬間は、やり始めていないと、決して訪れないのです。

以上、<<8原則>>が皆さんのチャレンジのご参考になることを確信しております!


TAC USCPA講座/草野龍太郎 講師
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