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2021/06/30
成功し続ける方法/439回 <成長し続けるための8原則 (予)>
#439 成長し続けるための8原則 (予)


100億人の競争で蹴り落とされず、100年間生きなければならない時代。自分の価値と健康の向上と維持に努めることは、とても大事ですね。

それもあってか、最近ランニングを始める方が増えています。とても良いことだと思います。間違いなく長期的な健康増進に貢献しますからね。

また短期的にも、気分転換したくなった時、ササっと2-3キロ走って来ると血行が良くなり心身が活性化します。これも、ランニングを習慣にしているからこそできることなんです。

そんなすばらしいランニング習慣を始めた方々、次の2つだけは気を付けていただきたいんですね。

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1つは、ランニングにハマると、思ったよりお金かかりますよということ。

え、お金?ただ走るのにコストなんかかからないでしょ?Tシャツ短パンを着て、自分の脚で走るだけなんだから.....と思いますよね。

たしかにその通りのはずなんですが、走ってるとまず「いいシューズ」が欲しくなる。そのうち「使いやすい時計」が要るようになる。

ランニング用の「高機能スポーツマスク」も要るな。「サングラス」もマストだな。炎天下は「帽子」絶必だ。.....

そしてそのうち、全国あちこちで開催される「大会」に、出たくなったり誘われたりします。その参加料や旅費もかかってくるわけですよ〜。

ということで、ランニングという趣味は思ったよりは「沼」ですw。もちろん、自転車や釣りやゴルフなどに較べれば、ちょっと浅いですが。。。

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2つめはシリアスな話で、大抵の方が間違いなく何らかのケガをしますよということ。

ケガというと大げさかな。「どこかを傷める」ってことです。足、膝、脚、股関節、腰、なんなら肋骨など。

傷める?そんなに激しく走るわけじゃないから大丈夫だよ.....って思いますよね?ところがですね、どんなにゆるゆるニコニコペースであっても、走ったときの着地の際、カラダへの衝撃は体重の数倍だそうです。

試しにその場で片足ケンケンすれば、衝撃を実感できますね。

そもそも「走る」とは、「一瞬でも、両足のどちらも地面に着いておらず、着地は片足で行う」という行為を繰り返すこと。

その着地の際の衝撃を、ほとんどすべての初心者ランナーの方は、ちゃんと処理することができません。カラダのどこかに無理がかかる。

これが数分、数十分、数時間と長く続くようになると(←ランニングを習慣にすると、すぐに走行距離が伸びていきます)、傷みが蓄積されていき、違和感となり、そしてケガへと悪化していきます。。。

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ランニング時の着地衝撃を初心者さんが処理できない理由は、いくつかあります。

1、シューズが悪い。ありあわせの履き古したスニーカーなどを使っているため。
(このためランナーは「シューズ沼」にはまっていくのです)

2、走る筋力はあっても、着地衝撃に耐える筋力までは鍛えたことがないため。
(ふだんの都会生活でそんな筋力は必要ないから)

3、フォームが悪いため。
(着地衝撃の受け方がヘタ)

これらはどう改善すればよいか?それは、自己流ではなく、「よくわかっている方々」のアドバイスを受けるのが一番です。たとえば1「シューズ」なら専門ショップのアドバイザーに相談しましょう。

また3「フォーム」についても、最初にランニングコーチの指導を受けるべきです。「重心の真下に着地しましょう」とか「脚で蹴るのではなく、お尻で押しましょう」とか、

そんなことは教えてもらわなければ分からない。シロウトが自力で気が付くのなんて、まず不可能です。

しかし.....多くの方は、他人の助言を受けようとしません。それは自己流にこだわっているというより、面倒くさいのだと思われます。

「気晴らしや運動不足解消のためにちょろっと走ってるだけなのに、他人に教わるなんて大げさだし、そもそも趣味の時間にまでいちいち人の指示を受けたくない」

...ということで、スマホで検索した動画を2〜3本観て、「わかった!つかんだ!!」となる。

その自己流ランニングで自己満足に浸り(←ランニングを習慣にすると走るのが快感になり、自己満足したくなります)、そしてあっという間にケガをして、そのまま走るのをやめてしまう。

せっかく、縁あって始めた新習慣だったのに。。。残念です。

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自己流ランナーさんは「趣味なのに、いちいち他人の指示なんか」とおっしゃるが、実は趣味以外の「仕事」とか「資格勉強」においても自己流だったりします。

つまり、何につけても他人にあれこれ尋ねる、教えてもらう、ということが苦手なのですね。

まずはいきなり自分なりにやってみて、その狭くて乏しい自己体験だけから

「こうすればいいんだ」
「こうしちゃダメなんだ」

という原理原則をつかもうとする。

その「やってみよう」という姿勢自体はすばらしいんです。ただ、そうしたトライアル&エラーをいつまでも続けられる方は少ない。

耐えて残るのは、「失敗もインプットである」そして「成功もインプットである」と悟っている方だけです。

(くわしくはこのコラムの433回や435回をご覧ください)

たいていの方はそんな悟りを開いちゃいないので、「自己流トライアル→エラー続発(ケガをする)→イヤになってやめる」以上終了。なんですよね〜。

もうお気付きですね!そうです、これはランニングだけの話ではありません。

なにか新しいチャレンジを習慣として始めることができたなら、まず最初にすべきは正しいコーチ探しです。

「その習慣を続けられる条件は何か」「そのために何をすべきで、何をすべきでないか」について、素直に教わることです。

「守破離(しゅはり)」という言葉があります(ご存知ない方はググってみてくださいね)。まずは「守」、素直にアドバイス通りに実践するところからです!

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資格試験の長い道のりのスタートラインに立ったみなさん向けに、これから数回に分けて、

「勉強というトレーニングを継続できる条件はなにか」

「そのために何をすべきで、何をすべきでないか」

についての8つの原則を説明していきます。

いや、そういうの大丈夫だから、それよりガンガン問題解きまくりたいんだけど、ですって?

ううむ、ここまで読んでそういうご信念であれば、それはもちろんご自身の選択ですが、くれぐれも「着地衝撃でカラダを傷める」ことのないようにだけお気を付けてくださいね。


TAC USCPA講座/草野龍太郎 講師
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