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2021/03/10
成功し続ける方法/425回 <「検索されるホンモノ」を目指す>
#425 「検索されるホンモノ」を目指す


Adoさんの『うっせぇわ』。大評判ですね。圧倒的な歌唱力に驚嘆させられます。

がなり声、ファルセット、ビブラート、ウィスパー。この人、一体いくつの声色を歌いわけられるんだろう。

歌詞のほうは... 実は言われているほど過激ではありません。ただ、これを真似たお子さんから

「うっせぇわ!」
「あなたが思うより健康です!」

と連発されたら、たしかにちょっと悲しいですね。

さて、このAdoさん、昨年のリリース時には17歳の高校生だったというから二重にすごい。

(四半世紀前の「宇多田ヒカル」さんや「SPEED」さんのデビュー時の衝撃を思い出してしまいます。)

若くして天賦の才を発揮する方が出てくると、本当にわくわくしますね!

芸能界でも、アート界でも、スポーツ界でも、将棋などのゲーム界でも、.....ぞくぞくとタレント(才能がある方)が登場しています。

さらに、農業・漁業・畜産業などなどの第一次産業や、伝統工芸、さらにサービス業でもクラシックなお仕事に、目を見はる素晴らしい仕事をする若者さんたちが出てきている。

出てきている、というのもあるし、それに加えて「存在が明らかになってきた」と言うのもありますね。

YouTubeやInstagramなどのサービスの力が大きく寄与しています。『うっせぇわ』のYouTubeも、4ヶ月で1億回近く再生されています。

これ、デジタル社会のメリットのひとつですね。「すごい人」「面白すぎる人」を、日本中はもちろん世界中からサーチ(検索)可能になった。

これまでなら「マスコミ」に取り上げられでもしないと、世に出ることは難しかった。加えて、厳然たる<<年功序列>>ルールがあり、若い世代は「順番待ち」「下積み」が当然でした。

それが、テクノロジー進歩のおかげで、誰もが自分のメディア(SNSなど)で自分自身を発信できるようになり、世の中から探してもらえるようになったわけです。

デジタルで発信することの本質、というか最大の効用は、デジタルで検索されるようになるということ、ですからね。

「ホンモノなら、みなさんの選択肢を拡げることになります。


この「仕組み」を理解し、上手に活用する方が増えています。「検索する」だけでなく「自分自身が検索されるようになる」ための努力を重ねることで、さらに自分の価値を高めようとするわけです。

読者のみなさんは、日々企業や事業の経営、もしくはそのアシストに、心血を注ぎ続けることで、結果としてご自身の「ホンモノ度」をぐいぐい上げておられることと思います。

その実力に加えて、みなさんのホンモノぶりを広く世の中から検索してもらう。そのチカラも手に入れられれば、まさに鬼に金棒。

あなたは、ご自身を派手に売り出すようなことには関心ないし、気も進まないかもしれません。有名になるリスクもありますからね。

しかし、あなたが「検索される」ようになることで、あなたのようなホンモノが身の回りにいない方々の役に立てるとしたらどうでしょう?嬉しくないですか!

実力あるあなたが、他者に貢献する機会が増える。それはあなたの「自利」のため(だけ)ではない。まだ見ぬどなたかに対する「利他」なんです!

そう考え直していただけたら、「ホンモノになる努力」にさらに加えて、「検索されるホンモノになる努力」へのモチベーションも、湧いてくるのではないでしょうか?


TAC USCPA講座 草野龍太郎 講師
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