TACメールマガジン

 

資格の学校TACTACメールマガジン米国公認会計士バックナンバー

TACメールマガジン 米国公認会計士バックナンバー

米国公認会計士バックナンバー

2021/02/03
成功し続ける方法/420回 <試験中の呼吸法>
#420 試験中の呼吸法


立春を迎え、本当の新しい一年が始まりました。今年は珍しく春分が例年より一日早かったですね。

欧州の暦と異なり、我々東アジア人にとってはここが<<正月>> です。
日本は、明治150年の間、「この界隈では一番欧州(とUS)に近い」ことを標榜したので、ちょっとそのことを忘れているみたいだけどね。

とにかく運勢切り替わりの時です!厄年を抜ける方、お疲れ様でした。

節分前まで<<大殺界>>だった方は、明後日からの9年間、抜群の運勢となります。あ...それは、草龍のことなんです!

これから、<<福>>をみなさんにガンガンお分けする9年間にいたしますね!改めて、どうぞよろしくお願いいたします。


======


さて、みなさん、いきなりですが、深く長い<<呼吸>>ができていますか?

その反対の浅く短い呼吸は試験に不利です。なぜか。それは「空気を肺に入れられてないから」。

成人の口から肺の入り口までの容積は、150ccくらいあるそうです。と言えばもうお分かりね。

浅く250ccくらい吸っても、肺には100ccしか空気が届かない。それを短く4回繰り返しても、1,000cc空気を吸って400ccしか使っていないわけよ。

仮に同じ時間で一回で1,000c吸ったら、850ccが肺に届きます。

深呼吸しろとか、ロングブレスがいいとか、いろいろ言われる理由は、これです。

また、長距離走のときに「スーハースーハースーハー」ではなく、「スースーハーハー」と複数回吸う呼吸法が奨励されるのも、このためです。

試験本番中も、膨大な酸素を、脳に送り続けなければなりません。だから、浅く短い「ハイピッチ呼吸」の人は不利なのです。

こう言うことこそ、子供のころに学校で教えるべきですよね。教わった子とか、遺伝もあって偶然できる子などだけが高いパフォーマンスを得られるのはフェアじゃない。

ともあれ過去は変えられないので、、、

いま、この時から、深く長いブレスが一日中できるようにして行きましょう。これ、例の大ヒットマンガの受け売りじゃないからね!

浅く短い呼吸は子供の頃からの癖です。自分の癖が変わるまでは、意識して深く長く呼吸するよう心がけるしかありません。

でも、決していきなりムリはしないで!急に極端に吸い込み始めたりしないで!かえってからだにわるいです。

とくに!「深呼吸」と言われて、大きく吸い込むことから始めたあなた。完全に間違っていますから、そのまま深く吸い込んじゃダメ!!

マルチプルチョイスで問題の冒頭から読み始めるくらい、間違ってる。

「呼吸」ですよ。
「吸うことを呼ぶ」んですよ。

そうです!まず「吐く」んです。

深く長い呼吸は、

「息をぜーんぶ吐き切る」

ことから始めるのです!!

吐かないと、吸えません。呼吸が浅い方は、大抵「吐いてない」です。

これはね、減量と同じで、なんでも、徐々に徐々に体に覚えさせていくしかありません。そうやって身につけないで即成をはかると、簡単にリバウンドしちゃいます。

試験本番とか大事なプレゼンのように極度の緊張状態におかれると、たちまち化けの皮が剥がれて、子供の頃からの浅く短い呼吸法に戻っちゃう。

一朝一夕(いっちょういっせき)には呼吸法は身につかない。でも、いま始めなければ、今後も身につかない。そして、いま始めれば、3ヶ月後には3ヶ月修行したことになる。

ということで、「ハーーーー、スーーーー」のリズムを、しっかりと身体に刻みこんでいきましょう!

そう、これを<<新しい年>>の<<新しい習慣>>にして、あなたの未来を変える一歩にしてください。



TAC USCPA講座/草野龍太郎 講師
TACメールマガジントップへ
資格の学校TACのご案内