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もうすぐ4月。新しい年度がはじまります。
2020年の春からも、キープ客観&ステイ上機嫌で、ご一緒に修行を積み重ねていきましょう。草龍です!
と、いうわけで、まず「やめること」を決めましょう。その決断のコツは、ただ一つ。
「(ずっと役に立ってこなかったけど)これから何かの役に立つかもしれない、と感じさせるモノ」
を、一気に捨て去ることです。
これ、大掃除断捨離でも、実家の親のモノの整理でも、そして年頭の「やめること」のチョイスでも同じです。思い切って、やめましょう。そして、新しいことに挑む時間を作り出しましょう。
さて、これからはこの「捨てて始める」に、絶必の目標を加えていただきたい。
それは、
「言い訳をすることをやめる」
ということです。
「言い訳をしない」ことは「客観的で上機嫌」をキープするための、一番確実な方法です。というより、今の世の中、「言い訳をしない」と心に決めてでもいない限り、とてもじゃないけど「客観的で上機嫌」なんて言っていられなくなってきた。
トヨタが街を創り、ソニーがクルマを作る。エンタメコンテンツは世界水準がスタンダードになり、金融機関がアートビジネスにコミットし始めている。
そして、大企業が黒字で余裕があるうちに従業員にネクストキャリアを促す動きが加速しています。
ここに書ききれないほどの大変動の中で、いわば「ビジネスに携わるひと全員が、背水の受験生」。そんな時代が幕を開けているわけです。
数年前までは、意識が高い人だけがあえて受験生になることを選んでいた。「資格試験を受けて、自分を高めよう」ってな感じでね。
しかし、今は、普通にビジネスの場で生き残るためにすら、必死に学び続けなければならなくなったわけです。新しいことや、これまで自分と関係なかったことを。
そもそも「資格試験」ならば、公表された合格基準があり、フェアな評価がなされる。
しかし、今のビジネス世界で「試される」ときには、明確な基準もないし、他人からフェアに扱ってもらえる保証なんてどこにもない。血の出るような努力をしていれば、たぶん「合格する」チャンスが増えるだろう。少なくともチャンスが減ることはないんじゃないか。そのレベルの厳しさだと思ったほうがいい状況です。
だから、天才たちも、こぞって努力している。われわれ凡人がサボっていたら、距離は開くばかり。
これって、話が違いますよね。
小学校から叩き込まれてきたコンセンサスは、
「努力はかならず報われるべきである」
「というか、努力にかかわらず、結果は平等であるべきである」
「それよりなにより、成長などいらない、安心・安全があれば十分だ」
という感じで、みんなで仲良く手を繋いで、ゆっくり衰退していこうって話だったじゃないか!
、、、そう言い訳したくなるのも無理はない。
しかし、その言い訳がすでに大きなムダなのです。今年は、こういう言い訳をして自分の過去の不作為を弁護するのはやめよう。その時間を、今すぐに、調べて、体験して、考えて、学習することに使おう。
仕事に呼ばれなくなったときに、言い訳を考えるのはやめよう。チームから外されたとき、契約を切られたとき、新しい人にポジションをリプレースされたとき、他人のせい・環境のせい・親のせい、、、などと言い訳を考えるのは、もうやめよう。
この言葉を、ぜひ覚えてください。
『現在は過去の結果
現在は未来の原因』
そうです。「過去(と他人)」は変えることができません。変えられるのは「(自分の)未来」だけです。
そのためには「現在」において、少しでも学びを積み重ね続けて、知らなかったことを知り、できなかったことができるようになっていく。それしかありません。
言い訳レスで、キープ客観ステイ上機嫌!
今年もはりきっていきましょう。
(USCPA講座 草野 龍太郎 先生)