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この世は、たいそう複雑である。
たとえば、、、
・地球は温暖化していると言うけれど、実のところは、現在は寒冷化の最中である
・運動してカロリー消費したら痩せるとか、食べてカロリー摂取してら太るなどとは、単純には言い切れない
・モノは、そこにあると同時に、そこにはない(量子力学)
・成果は、後天的努力の量と比例しない。それどころか、後天的努力の質とも比例しない
などなど。
何事も、「現状はこうだ!」とシンプルに言い切れるものではないし、ましてや、現状に至るまでの因果関係をカンタンに説明し切れるものでもない。
これらについて、2,500年ほど前に、インドである方が教えを説いた。それが《無知の知》だ。
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あなたたちは、獣より知性があると思ってるよね?
そうかも知れないけど、全てを悟り切った仏から見れば、まあ似たようなものだ。
ヒトの知性ごときは、所詮、ものすごく限られている。
その証左に、ヒトというのは、自らの知性の限界を知らないだろ?
『これは、こうすれば、こうなるはずだ...ってことを、オレは知ってるんだぜ』
などと、すぐドヤ顔になるよね(※)。
そして、お互いのドヤ顔を嫌悪し合い、憎み合い、あげくに人間関係で苦しむんだ。
気づくのは難しいと思うけど、何事も、「◯◯のせいでうまくいっていない」などど、因果関係をカンタンに言い切ることはできないんだよ。
ていうかそもそも、今の状況が本当に「うまくいっていない」のかどうかすらも、ヒトの限られた狭い知見ではわからないだろ?
(草龍挿入:たしかに、『現役合格せず浪人したからこそ、大人としての考えが深まった』という方もいる。
事業や結婚に失敗したからこそ、後に仕事や家庭で大繁栄した方もおられる)
ということで、、、
自分の現状が「不遇である」と、自分の狭くて浅い考えで決めつけ、
さらに「その原因が自分にはわかっている、それは◯◯のせいなのだ」とこれまた決めつけたあげく、
「自分が◯◯のせいで不遇だというのは不条理だ、その不条理は《補償》されて然るべきだ、
だから私は、チームや社会に貢献せず、タダ乗りしていても許されるのだ」
などと開き直っているようではダメだ。
周りのヒトの共感を得るのは難しく、孤立する。だからいっそう「不遇」感が増す。
これが無間地獄スパイラルだ。そう、地獄とはどこか死後の世界にあるんじゃない、あなたの生き方次第でこの世が地獄にもなるんだ。
無間地獄。堕ちるのはイヤだよね?
だったらまず、
「現状を決めつけない・因果関係を決めつけない」
というところから始めないか?
ヒトがちょっと考えたくらいじゃ、森羅万象の因果なんてわかんないんだ。
だから、下手に妄想するのをやめなさい。
これが、無用に苦しみを増やさず、この世をポジティブに生き抜くための、最重要Tipsだよ。
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.....というのがお釈迦さまの教えである、というのが草龍の《理解》だ。
もちろん草龍ごときの《理解》などは狭くて浅い。この《無知の知問題》とは、一生かけて向き合っていくしかない。
今日も張り切って、キープ客観・ステイ上機嫌でいきましょう!
注※
お経では、「おれは因果関係を知ってる」というドヤ顔のことを《我慢》と呼び、厳しく戒めています。
(USCPA講座 草野 龍太郎 先生)