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2019/02/06
成功し続ける方法/第335回 (草野龍太郎先生 連載コラム)
会社を辞める話の続き。

会社を辞めると、仕事場が要ります。ご自宅に仕事場が持てる方はいいんですが、そうでない方はカフェやファミレスにいりびたることになったりします。

草龍のアドバイスは、「郵便局が近くにある拠点を探しなさい」。

非効率ニッポン、まだまだ物理郵送を強いられることが多いです。「効率化を進めるために、ペーパーレスだ!」などと取引先に言えるのは、
超大手大企業さんだけです。独立したら、郵便だらけになると覚悟していた方がいい。

さて、郵便局が近くて居心地がいいファミレスを見つけ、そこに通い続けると、たいてい気がつきます。店員さんのことです。

最初、緊張して「はい」「はい」と固くなっている店員さんは、しばらくすると「ぞんざいで、横柄な感じ」に育ちます。

逆に、最初からゆるーくリラックスしていた店員さんのほうが、丁寧で、仕事をよく回すようになっていきます。

固い人を見てると(けっしてストーカーはしておりません!)、上からの指示が突然変わったり、イレギュラーな事態に遭遇し続けたりすると、
それでイヤになっちゃうようですね。気持ちの糸が切れて、「まじめにやってるの、バカらしい」って思うようになるみたい。

でも、ファミレスの店員さんって客相手の商売だからなあ。いくらマニュアル化されているとはいえ、日々、不測の事態は避けられないと思うけどね。

試験学習も、これとちょっと似ているなあと思います。

「テキストに書いてあることが一言一句違えずそのまんま試験にでる」と思い込んだまま勉強を開始する方、おられますね。
これまで受けた教育の影響かもしれませんが、そういう方は、理想状態から少しでも外れると、プシューっと空気が抜けちゃう。

勉強でも、仕事でも、人間関係でも、カチッとルール化されていることはいいことです。効率も上がるし、脳も疲れない。

脳は、もともとカラダ全体のエネルギーの2割くらいを使っています。それが「イレギュラー対応」となると、脳のエネルギー消費がググッと増えます。

レギュラー状況の中では、脳は「システム1」しか使わない。通い慣れた道なら、ぼーっと考えごとしていても家に着く。

しかし始めての場所を訪れるときは「システム2」が作動します。これが莫大なエネルギーを食うのね。

脳にエネルギー使われると、カラダはどっと疲れます。お腹も減ります。だからカラダは、脳がなるべく「システム2」を使わないで欲しいわけ。

そこで、「見たことがない事態」「新しいルール」「改革」などと聞くと、カラダは全力で「これ、疲れるから、対応するのやめようぜ〜〜」と叫びます。

いるでしょう?絶対にやり方を変えようとしない方。抵抗勢力だと責めてもしかたがない。その方なりに必死なんですよ。
脳で「新しく変わるべきだ」とわかっていても、カラダが受け付けないんだもん。無理したら病気になってしまいます。

ということも踏まえて、こんな世の中をサバイバルしていくためには、以下の心構えが大事でしょうね。

自分が「システム2」を作動したとき、どのくらい疲労するか、その限界値は試して知っておいた方がいいです。

で、その限界値のちょい手前くらいまでは、「システム2」を作動させる覚悟で、日々を過ごすこと。

「ある程度はシステム2の作動やむなし」と最初から思っておけば、ファミレス新人店員さんの例のように、なんか
「ゆるーくリラックスして物事にあたっている印象」を他人に与えるようになります。

いいかえますと、心の中で「リラックス!リラックス!!リラックス!!!」と言い聞かせていてもダメ。
外からは「なんか緊張してるね、この人」としか見えませんし、すこしでも「システム2」を働かせるとドワーッと疲れちゃって、
すぐキレたり折れたりするんですな。

それよりは、「今日もどうせ不測の事態しか起きないけど、私はある程度までは対応できる。ていうか、対応できない限度は自分でわかってるから大丈夫。
それを超えたら『ムリでーす』って言っちゃお」

って感じで1日を始めるのが、しなやかに生き抜く(レジリエント)ための秘訣なんです。実践してみてください。
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